米国がん協会がん予防ガイドラインに学ぶ・がん予防と再発防止の実践法

食事を変えることで行うがん予防:日本酒は1合までビールは500mlまで

国癌学会(American Cancer Society:ACS)は2020年に「がん予防のための食事と身体活動に関するガイドライン(ACS Guidelines on Nutrition and Physical Activity for Cancer Prevention)」の今回はアルコール飲料に関した推奨事項をお伝えします。

アルコールは、乳がん、口腔・咽頭がん、食道がん、肝がんなどの発症と明確な因果関係があることが知られています。そのため、男女を問わず飲酒量を制限する、あるいは可能であれば飲酒を避けることが推奨されています。

がんのみならず過度のアルコール摂取はがんだけでなく認知症などのリスクも上昇させることが明らかになっています。たまに職場の同僚と飲みに行く程度は問題ないと考えますが。毎日の飲酒は控えたほうが良いと考えます。

どうしても飲酒をやめにくい方は、飲酒量の目安として1日あたり日本酒1合(180ml)ないしビール 500ml以内に抑えることが重要です。


参考文献

  • American Cancer Society. ACS Guidelines on Nutrition and Physical Activity for Cancer Prevention.
     ▶ https://www.cancer.org/healthy/eat-healthy-get-active/acs-guidelines-nutrition-physical-activity-cancer-prevention.html