肉食(牛肉 豚肉 羊肉)とがんの関係についてお話します。
焼肉、ステーキ、ハンバーグ。美味しいですよね!でも実は、「食べすぎ」が健康リスクを高めるという警鐘が、国際がん研究機関(IARC)からも鳴らされています。
肉食(牛肉 豚肉 羊肉)とがんの関係
2015年、**世界保健機関(WHO)の外郭機関である国際がん研究機関(IARC)**は、赤身肉を「ヒトに対しておそらく発がん性がある(グループ2A)」に分類しました。
(発がんグループの説明は以前加工肉と発がんに関して記した過去のブログ参照)
牛肉 豚肉 羊肉を多く摂取する人は大腸がんの発症率の上昇が見られたためです。
IARCの評価によると、
- 1日当たり100g程度の肉の摂取の増加で、大腸がんリスクが約17%上昇すると報告しています。
しかし、控えめに付き合えば怖くない!リスク低減のポイント
日本人のデーターでは牛肉 豚肉 羊肉の摂取量とがんの罹患率は関連性は欧米のデーターほど高いのもではありませんでした。これはおそらく日本人の肉の摂取量が欧米ほど高くないことも大きな原因と考えています。
しかしここ30年の間に日本人の大腸がん患者数は大幅に上昇しました。日本人女性のがんによる死亡原因として第一位は大腸がんです。
そのことを考えると牛肉 豚肉 羊肉を節度を持って摂取することをお勧めします。以下の安全な摂取量と食べ方について記載します。
がんリスク低減と肉の摂取に関するポイント
- 週500g未満に抑える(WCRF/AICR推奨)
- 焼きすぎ・焦げすぎを避ける
- 野菜や食物繊維と一緒に摂取
- 魚や大豆製品でたんぱく源をバランスよく